どうもこんにちは、修明館です!もう10月に入り、重要問題集を使って勉強する受験生も多いと思います。しかし、重要問題集はあくまで実際に出題された過去問題集なので、正しい使い方をしないと成績を伸ばすことができません!そこで、今回は理系受験生向けに重要問題集の正しい使い方をお伝えします!
まずは基本ができているかを確認せよ!
重要問題集の問題のレベルは標準以上です。ですから、基礎的な事項ができない状態で解いても、ただ写しているだけになってしまったり、解答解説をそもそも理解できない等の問題が生まれます。まずは、自分が以下のレベルに達しているかを確認しましょう!
科目 | 最低ライン |
数学 | 黄・青チャートの例題は9割程度解ける |
物理 | 良問の風程度の問題集であれば7~8割ほど解ける,基礎問題精講の例題が9割解ける |
生物 | 基礎問題精講の例題が8割~9割ほど解ける |
化学 | 基礎問題精講の例題が8割解ける。駿台文庫:化学頻出!スタンダード問題230選程度の問題で8割以上解ける |
重要問題集では地方国公立や有名私大、中堅私大、そして旧帝国大学の問題まで扱われています。正直、この程度の実力がない状態で重要問題集を解いてもあまり効果には期待できません。
しかし、苦手分野など、分野によってのばらつきがあると思います。なので、最低ラインに達した分野のみ重要問題集で勉強するという方法を取ることで、より効率的に成績を向上させることができます!
苦手分野と得意分野で参考書を変えるのも手!
もちろん、理想を言えば、基礎レベルの参考書を全てを完璧にしていきたいところですが、苦手分野の克服などに時間がかかってしまい、重要問題集に進むのに遅れ、全体の点数が伸び切らずに本番を迎えるというケースも多々あります。そのため、2レベルの参考書を使い分けることで、より効率的に点数を伸ばすことができます。
例えば数学では
頻出なので重点的にやってきた微積は得意だから重要問題集で勉強するが、数列は苦手なのでまず青チャートの例題をできるようにする
といったふうに、自分の得意不得意や、その問題の頻出度合いによって使い分けることで、より効率的に全体の点数を伸ばすことができます。
再三いいますが、チャートの例題レベルも解けないようでは重要問題集の解説を完璧に理解できない可能性が非常に高いです。そのため、自分に合ったレベル、そして頻出度合いや受験までの時期を総合的に判断して、どのように参考書を併用するかを決めましょう!
ですが、どの時期に、どの程度できていたら受かるかという経験は受験生にはありません。それに、進度や苦手、合っている勉強法などは本当に人それぞれです。そこで、当塾:修明館では、オンラインコーチングサービスを用いて、あなたの志望校と現在位置からあなたに必要な参考書や勉強法を一人一人作成し、合格のお手伝いをさせていただいております。
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ただ解きまくっても成績が伸びないのが重要問題集
何回目だよと突っ込まれても言い続けます、重要問題集は標準レベル以上の過去問題集です。
だから、適当に解いても伸びません。過去問や模試と同じように、ダラダラ解かないで分析し、理解し、そして
今回なぜ解けなくて、どうすれば本番にその問題が出た時に解けるか
を考えましょう。その気づきや知識が、あなたの足りていない学力そのものなのです。
見たことある問題を増やすためにただ闇雲に問題集をやっているだけでは、合格点より少し下のところで点数が打ち止めになります。これは経験上非常に高い確率で起こります。ですから、標準以上のレベルの問題集に取り組むときには重要問題集に限らず、このような意識で解くようにしましょう。